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フィルムがデジタルより良いというわけではない。デジタルがフィルムより良いというわけでもない。

 

 

フィルムがデジタルより良いというわけではない。
デジタルがフィルムより良いというわけでもない。

フィルムが存在する限り永遠に尽きない議論だと思います。
自分のお店でも、写真ファンのお客様同士で喧嘩になったりします。
みなさん写真が好きなんだなぁとホッコリ見守ってます。

「フィルムは写真!デジタルは画像だ!」なんて
戦争したいとしか思えない過激な発言をする人もいます。

私の見解です。

<どちらが良いかは、時と場合による>

どちらが良いかは「時と場合による」と思います。
仕事で撮影する時も、フィルムが良いと思ったらフィルムで撮影しますし
デジタルが良いと思ったらデジタルで撮影します。
愛や友情がテーマである場合は、今でもフィルムで撮影する事が多いです。

ビジネスや建築がテーマである場合は、エディトリアルを優先してデジタルで撮影します。

フィルム派からは、こんな意見も聞こえてきます。
”デジタル写真はどんな加工もできるから、もう写真とは言えない”

写真のエディトリアルの歴史について勉強をすれば分かることですが、
誕生の瞬間から聡明期までを考えると、昔の人の方が色々やってました。

現像液を自分で開発したり、無茶苦茶な素材に定着させたり、
切ったり張ったり煮たり燃やしたりお祭り騒ぎです。
ありえない事ばかりしてました。

そんな失敗と成功を繰り返して
今のデジタル編集ソフトがあるわけです。
現在は皆揃って静かにデジタル編集ソフトで収まっているわけです。
もう写真とは言えないのは、切ったり張ったり煮たり燃やしたりしていたお祭り騒ぎの昔です。

これは偏った見解ですが、
写真機は140年前に画家が作ったカメラ・オブキュラスが起源となります。
つまり芸術の歴史を考えるとフィルム写真は絵の歴史の中に入るわけです。
写真家が画家と同じような顔をしていて胸を張れるのは長い絵の歴史がバックボーンにあるからです。

しかし、デジタル写真は画家ではなく写真家が創り出したものなので
絵の歴史のバックボーンがない新しい文化です。
歴史が浅いので肩身がせまいのは仕方のないことです。
あと300年経てば歴史の中で意見もまとまり、喧嘩もなくなっていると思います。

 

 



Published in 写真のハナシ